積水化学工業はインド西部のマハーラーシュトラ州プネで、車輌射出成型品の生産・販売を行う合弁会社SEKISUI DLJM MOLDING (「積水DLJMモールディング」)のインドにおける6番目の工場を新設することを決定した。新工場の設立にかかる投資額は約5億円、稼働は26年1月を予定している。
積水化学の高機能プラスチックスカンパニーは、戦略分野の一つであるモビリティ分野において射出成形事業を主要事業の一つと位置付けている。 インドにおける同事業の拡大を目的として、11年8月に現地企業Dipty Lal Judge Malとの合弁でセキスイDLJMモールディングを設立し、事業を開始した。その中、多くの自動車メーカーが集中し、成長が期待されるプネエリアで新工場の設立を決定。これにより、インドでの生産能力は約15%増強しさらなる事業拡大を図る。なお、セキスイDLJMモールディングは、プネ工場稼働の効果などにより、2030年に売上高200億円を目指す。
積水化学グループにおける事業主体は、積水化学の100%子会社である積水テクノ成型となる。
2025年06月29日