東海ゴム 外国人子弟のための就学準備スクールを開講

2014年02月27日

ゴムタイムス社

 東海ゴム工業は、小牧市国際交流協会と協働して、来年度の小学校入学を控えた小牧市在住の外国人子弟を対象とした「就学準備スクール」を開講している。
 同スクールは、本社・小牧製作所の地元における青少年育成を目指した社会貢献活動として、毎年1月から3月に小牧市内で実施しており、今年で4回目となる。
 就学準備スクールは、外国人子弟の日本での小学校生活へ早く適応できるようにする目的で開講するもので、子弟の日本での就学に不安を抱える外国人の保護者を支援する狙いもある。小牧市民有志がボランティアで指導員となり、外国人の親を持つ子弟に、日本語の読み書きや会話、小学校での生活ルールについて指導するもので、同協会が実施主体となり、同社が協賛している。
 今年は、1月11日から3月15日までの毎週土曜日に、市内の保育所や公民館計3ヵ所でそれぞれ9~10回の講習を行い、3会場で計18名の指導員が計37名の児童に対して、平仮名の読み書きや挨拶などの日常会話、さらに小学校で授業を受ける際のルールなどを、ボランティア指導員の手作りの冊子やポスター教材を活用して指導する。参加する児童は、指導員に続いて平仮名の正しい発音や書き順、時計の読み方を学んだり、絵本で童話を楽しんだりして、小学校入学を心待ちにしている。
 同社は、こうした地域活動に積極的に参画することにより、社会に貢献する企業として将来にわたって愛される存在であり続けたいと考えている。今後もこうした取り組みを継続的に推進していく考えだ。

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