クラレ 「将来就きたい職業、就かせたい職業」調査発表

2013年04月05日

ゴムタイムス社

 ランドセル素材などに幅広く使用される人工皮革〈クラリーノ〉を製造・販売する化学メーカーのクラレは、この春小学校に入学する子どもとその親にアンケートを行い、「将来就きたい職業」「就かせたい職業」を調査し、その結果を発表した。子どもたちが夢見る職業の第1位は、調査開始以来14年連続で男の子が「スポーツ選手」、女の子が「パン・ケーキ屋・お菓子屋」となっている。一方、親が子どもに就かせたい職業の第1位は、男の子が「公務員」、女の子は「看護師」だった。
 同調査方法は、新小学1年生とその親を対象とする「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」については、同ブランド製ランドセルを購入した方にアンケートはがきを配布し、郵送により回収した中から4000通を無作為抽出し結果をまとめた。また、小学6年生とその親を対象とする「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」については、使用済みランドセルをアフガニスタンに寄付する同社の国際社会貢献プログラム「ランドセルは海を越えて」キャンペーンのインターネット応募サイトでアンケートを実施し、回答内容を集計した。
 調査の結果、男の子のベスト3は「スポーツ選手」「警察官」「運転手・運転士」だった。10年前は20位内になかった「宇宙飛行士」が、今年は過去最高の12位に入った一方で、「医師」は大きく後退。女の子のベスト3は、「パン・ケーキ屋・お菓子屋」「芸能人・タレント・歌手」「花屋」の順であり、3人に1人はパティシエが夢であることが分かった。ペットショップ、アイスクリーム屋なども上位に定着しており、それぞれ過去最高の6位と8位と入っている。
 今回は初めて、この春小学校を卒業する6年生にも同様のアンケートを行った。1位は新1年生と同じ結果となったが、小学校で学ぶ楽しさに目覚める子どもが増えたのか、男の子の2位となった「学者・大学教授・科学者」の比率は大幅に増えている。女の子では「保育士」の人気が上昇し、また「ペットショップ」より「獣医師」が多いなど、少し大人に近づいた子どもたちの意識が表れている。

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