韓ソンウォン 中東に新会社を設立、OPS製造プラント新設

2012年11月28日

ゴムタイムス社

 韓国・ソンウォングループは27日、アブダビに新会社を設立すると共に、Kizad(ハリーファ工業地帯)にOPS(ワンパック・システム)製造プラントを新設する計画を明らかにした。
 新会社「ポリシスアディティブテクノロジーズ社」はソンウォンアディティブテクノロジーズ社とアブダビ・ポリシスインダストリー社によるもの。
 また、ソンウォンアディティブテクノロジーズ社は、同発表に先立ちソンウォンは、サウジアラビア・パンガルフホールディングおよびアブダビ・ポリシスインダストリーとの間で発足した、Songnox OPS製品の製造販売を行う合弁会社。
 ソンウォングループCOO、執行委員会メンバーおよびソンウォンアディティブテクノロジーズ社取締役会会長のマウリツィオ・ブッティ氏は、「このたび、私たちの中東地域におけるOPS製造拠点がアブダビ・Kizadに決定したことを発表でき嬉しく思います。新工場の初期生産能力はおよそ年産7000トンですが、将来の需要増に備え、追加拡張が可能な設計を取り入れており、竣工完了まで約12ヶ月を予定しています。本プロジェクトはソンウォンアディティブテクノロジーズ社およびソンウォングループが推し進めているOPS事業の世界展開にとって、アディティブテクノロジーズグレイズ社の取得および同製造施設の能力拡張に続く非常に重要なステップとなります。当社はポリマー安定剤市場においてソンウォングループの成長を支えた技術や同レベルの信頼性とサービスをもって、世界主要地域のお客様にOPS製品を提供して参ります。中東地域は既にOPSとポリマー安定剤の主要市場となっており、近い将来、さらに成長するものと期待しています。」と述べた。
 ポリシスインダストリーLLC会長のモハメド・アル・ムヘイリー氏は、「この合弁事業は、主要材料や原材料の現地供給により、急成長下にある中東地域の石油化学産業をサポートし事業の発展を目指す私どもの戦略に完全に合致するものです。私たちはソンウォンアディティブテクノロジーズ社と創り上げた技術、原材料そして世界各地域のお客様へのアクセスという重要な相乗効果をもたらす世界パートナーシップを持ち、加えてKizadに新工場を設立できることをとても喜ばしく思います。この新拠点は、立地およびインフラの面からも、現地だけではなく中東地域全体への効率的な供給拠点となることでしょう。」とコメントした。

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