日精樹脂 名古屋プラスチック工業展に最新型射出成形機2製品を出展

2012年09月19日

ゴムタイムス社

 日精樹脂工業は13日、10月2日から4日まで、名古屋市のポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で開催される「名古屋プラスチック工業展 2012」において、最新の電気式ならびにハイブリッド式の射出成形機2台と成形関連商品を出展すると発表した。

 堅調な需要動向を示している自動車向け用途を念頭においた実演展示を行う。展示ブースは、3I‐8。

 出展されるのは電気式射出成形機「NEX50Ⅲ‐5EG」とハイブリッド式竪型射出成形機 「TNX50R5V」。

 「NEX50Ⅲ‐5EG」は、昨年10月にモデルチェンジした主力機種の電気式射出成形機「NEX‐Ⅲシリーズ」の型締力490kN(50トン)タイプ。会場では、「自動車小物部品向けの小型精密成形」をテーマに、成形実演を行う。NEX‐Ⅲシリーズでは、成形条件出しの容易さの追求と成形立上げの簡素化が図られており、現在国内外のユーザーから高い評価を得ている。モデルチェンジの最大の特長は、新可塑化装置(射出装置)ならびに新コントローラ「TACTⅣ」の搭載。新可塑化装置では、成形品の不良率低減を目的に、加熱筒温度制御ゾーンの細分化・最適化などの新設計により、可塑化性能の向上を図った結果、省エネルギー、成形安定性の向上、可塑化時間の短縮などが実現した。

 「TNX50R5V」は、Xポンプ搭載ハイブリッド式竪型射出成形機の型締力523kN(53トン)のターンテーブルタイプ。会場では、「汎用周辺機器による自動インサート成形」をテーマに、成形実演を行う。
 「TNXシリーズ」は、優れた射出性能を発揮し、ランニングコストを低減する極限の省エネを実現した革新的なハイブリッドポンプシステム「Xポンプ」を搭載している点が最大の特長。TNX50Rでは、油圧従来機に比べて消費電力を約70%、作動油量を約25%削減した。

 同社はこれまでに1万台以上の竪型成形機の販売実績をもとに、省力化や高付加価値化といったモールダーのニーズに合わせて、自動車部品や電気・電子部品、IT機器・家電など各種用途に対応した全自動成形システムを提案している。会場では、成形機2台のほかに金型関連の紹介として、試験片金型システム(カセット金型)や樹脂流動解析ソフトなどの展示実演も行う予定。

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