SABIC社 エンプラ技術が採用 インドでフェンダー樹脂化実現

2012年08月27日

ゴムタイムス社

 SABICイノベーティブプラスチックスは、インドの自動車メーカー、マヒンドラ&マヒンドラ社が、部品メーカーのプラスチックオムニウムの協力を受け、インド初の射出成形による樹脂フェンダーを採用したと発表にした。
 同フェンダーは、非常に高い評価を受ける世界市場向けのSUV「XUV500」に装備され、スチールに代わり、軽量でオンライン塗装が可能なNoryl GTX樹脂を使用することで、XUV500の燃費を向上し、排気ガスを低減、デザインの自由度を大幅に高め、さらに軽衝突における復元性を向上させるというマヒンドラ&マヒンドラ社のニーズに貢献している。
 今回の協業は、高付加価値化のための先進のスタイリングと、軽量化によるサステナビリティ向上を実現するために、高性能エンプラ材料ソリューションを自動車業界のユーザーに提供するという、SABICの取り組みを示すもの。

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