菱琵テクノ 生産革新活動をPR 「魅せる工場」を開設

2011年08月15日

ゴムタイムス社

 

DDK活動を分かりやすく解説するためのボード

DDK活動を分かりやすく解説するためのボード

菱琵テクノ㈱(渡部 武彦社長)はこのほど管材製品の加工工場を改築し、ショールーム機能を有する見学工場「魅せる工場」を開設した。
 同工場はDDK活動を核とした同社の生産革新活動により、いかに無駄が少なく、正確に、そして安全に製品を生産・加工することができるのかを、来場者にPRする目的としての見学工場。
 DDK(誰でもできる化の略)活動は、その言葉の通り、特殊な訓練をせずに、“どの仕事も、誰がやってもできるようにする”という生産革新活動。また徹底的なマニュアル化や作業手順の表示など、現場に様々な工夫を施し、それぞれの作業が従業員個々の能力やノウハウに依存しないようにしている。それにより、短納期の仕事や仕事量に季節変動があるような仕事でも、柔軟に対応することができ、安定的な生産を行うことができる。さらに生産革新活動のモデルとして既に認知され、国内のみならず海外からも工場見学の依頼がある。

生産革新活動により清流化を実施した製造現場

生産革新活動により清流化を実施した製造現場

工場内にはDDK活動を分かりやすく解説するためのボードを掲示したり、DDK活動に関連した過去の受賞実績を展示。また製造現場では実際の加工風景を見ることで、生産革新活動がどのように運用され効果をあげているかを理解できるようになっている。
 同社は引き続き生産革新活動を継続的に発展させ、同工場を通じた受託製品の拡販などにより、2015年度100億円の売上を目指す。
 三菱樹脂の生産子会社である同社は三菱樹脂の塩化ビニル管や雨どい、デッキボードなどの製造をしている。

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