東洋エンジ インドで化学品製造コンプレックスを受注

2012年07月25日

ゴムタイムス社

東洋エンジニアリングは24日、BASF社のインド法人が、インド西海岸グジャラート州ダヘジの石油・石化投資地区に建設する化学品製造コンプレックスを受注したと発表した。
 工場はポリウレタンの製造設備を中心に、洗剤などの家庭用品、塗料や製紙用の化学品製造設備も併設される。同社インド現地法人Toyo―Indiaは、設計から工事・試運転までのEPC業務を一括請負で実施する。プラント完成は2014年の予定。
 同工場は、インド国内での需要が拡大している家電、自動車、建築用材料、製紙用薬品、家庭用洗剤・化粧品など、多種多様な化学品産業向けに素材を供給する製造設備で、同社のインド北部及び西部でのビジネス拡大に貢献するもの。
 ポリウレタン製造設備では自動車用部品やその他ポリウレタン製品に使われる熱可塑性樹脂、洗剤や化粧品用化学品製造設備では界面活性剤、塗料や製紙用の化学品製造設備では建築用塗料・建材や製紙コーティング剤などに使われる特殊ポリマーを生産する。

 TOYOは昨年、インド・台湾・日本の合弁会社であるインド合成ゴム社向けに、インド初の年産12万トン合成ゴム製造設備を、またインド最大手化学会社のリライアンス社向けに年産4万トン合成ゴム製造設備を受注し建設中。

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