東洋ゴム NANOENERGY1がタイヤ部門賞受賞

2012年07月23日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業(中倉健二社長)は20日、日刊自動車新聞社主催の「25th 日刊自動車新聞用品大賞2012」において、同社の低燃費タイヤ「NANOENERGY1(ナノエナジー・ワン)」がタイヤ部門賞を受賞したと発表した。

 同賞は2011年7月から2012年6月の間に発表された自動車用品の中から、「日刊自動車新聞用品大賞2012選定委員会」がカー用品販売店などの協力で行ったアンケートを参考に、販売量だけでなく、商品のアイデア、技術、話題性などを総合的に評価し選出するもの。

 低燃費タイヤとは、転がり抵抗係数の等級がA以上で、ウェットグリップ性能の等級がa~dの範囲内にあり、低燃費タイヤ統一マークが表示されたタイヤを指す。受賞した「NANOENERGY 1」は、独自のナノ技術で省エネルギーに貢献することをイメージしネーミングされた乗用車用タイヤの新ブランドで、転がり抵抗性能グレード「AAA」/ウェットグリップ性能「b」を日本で初めて達成した低燃費タイヤ。

 タイヤのゴム材料において「ナノレベルでの分析、解析、素材設計、加工」を確立した、「Nano Balance Technology」(ナノバランステクノロジー)という全く新しい同社独自の開発アプローチにより、「AAA‐b」へのグレードアップを実現した。同社は、蓄積されたノウハウと新たな技術革新の融合により生まれた同製品が次世代低燃費タイヤとして評価され、今回の受賞に繋がったとしている。

 同社の受賞は静粛性や乗り心地などが評価された「PROXES C1S(プロクセス・シーワンエス)」(2009年)、低燃費と安全性を高次元で両立させ日本で初めて転がり抵抗性能「AAA」を達成した「SUPER ECO WALKER(スーパーエコウォーカー)」(2010年)に続き、今回で3度目。

受賞した「NANOENERGY1(ナノエナジー・ワン)」

受賞した「NANOENERGY1(ナノエナジー・ワン)」

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