東洋ゴム 化工品事業を統合  ダイバーテック事業の収益性向上

2012年06月21日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業㈱(中倉健二社長)は、ダイバーテック事業の経営資源の最適化を図るため、鉄道車両用部品、OA機器部品、および産業・建設・防水資材関連商品の開発、生産、販売を2013年1月1日付で100%出資子会社である東洋ゴム化工品販売㈱に統合すると6月21日発表した。

  東洋ゴム化工品販売㈱は同日付で同社の社名を「東洋ゴム化工品㈱」(予定)に変更し、東洋ゴムの高機能商品販売部(販売部門)、テック技術本部テック材料技術部およびテック製品開発部の一部(技術部門)、兵庫事業所明石工場(生産部門)を統合する。

  東洋ゴム化工品販売㈱は、これまで、産業資材関連の防振ゴムやホース類、建設資材関連の免震ゴムや遮水システム、防水資材関連のゴム防水シートなど、東洋ゴムが開発、製造した各種ゴム製品の供給を受け、その販売を担ってきた。

  東洋ゴムはダイバーテック事業分野における開発、製造、および販売部門を、同社に移管・統合することにより、技術開発・製造・販売・サービス・管理を一本化した独立経営体を組織することでダイバーテック事業傘下の中核会社の一角と位置づけ、「化工品事業」のさらなる弾力的な成長をめざす。また、同社は、今回の事業再編により、さらなる経営の効率化と経営判断の迅速化を実現し、ダイバーテック事業セグメントにおける収益性の向上を図っていくとしている。

  【統合会社の概要】

  統合先 東洋ゴム化工品販売株式会社(2013年1月1日付で「東洋ゴム化工品株式会社」に社名変更予定)

   資本金 225百万円

   本社 東京都新宿区

   支店 札幌・東北・中部・大阪・中国・四国・九州

 事業内容 化工品全般の生産・仕入・開発・販売

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