三菱レイヨン　アクリル樹脂成形材料を値上げ

　三菱レイヨンは21日、アクリル樹脂成形材料「アクリペット」の国内、輸出価格の値上げを決め、需要家との交渉に入ったと発表した。 　４月１日出荷分から国内はキロ当たり20円、輸出はトン当たり２５０米ドル値上げする。 　原油、ナフサ価格の高騰により、原材料コスト、製造コストが大幅上昇している。中国、アジア市場全体での需要拡大、ＬＥＤ関連製品需要の伸長とともに、ＭＭＡモノマーの需給が急速にタイト化している。 　同社ではコスト削減努力を行っているが、現在の価格では採算の確保が難しく、今後の安定供給体制を確保するためにも価格改定が必要と判断した。