積水化成品の発泡コア材が採用 硬質アクリル発泡体の低密度グレード

2026年09月24日

ゴムタイムス社

 積水化成品工業は9月17日、硬質アクリル発泡体「フォーマック HR」の製品ラインアップを拡充し、新たに低密度グレードを開発したことを発表した。本グレードは、従来比で約50%の軽量化を実現し、ゲイナーが参戦するSUPER GT GT300クラスのレース車両「GAINER TANAX Z」の発泡コア材として採用された。

 同社は、モビリティ領域を成長分野と捉え、CFRP複合材料用発泡コア材の開発に注力している。
 発泡コア材には、複合加工に耐える剛性や耐熱性に加え、車両の運動性能や燃費向上に寄与する軽量化が求められる。なかでもモータースポーツ用途では、高速走行時の空力荷重や振動に対応する機械物性を維持しながら、さらなる軽量化を実現することが重要な課題である。
 こうした要求に応えるため、同社は「フォーマック HR」の低密度化に取り組み、従来グレード比で約50%の軽量化を可能にする技術を確立した。
 ゲイナーとの性能評価および実車環境を想定した検証を経て、「GAINER TANAX Z」のCFRP製フロントフードパネル用発泡コア材として採用された。同車両は、国内最高峰の自動車レース「SUPER GT GT300クラス」に参戦している。

 「フォーマック HR」は、CFRP複合材料用発泡コア材などに用いられる耐熱グレードの硬質アクリル発泡体である。
 今回、新たに低密度グレードを開発し、ラインアップを拡充した。本グレードは、新たな製造プロセスの開発により、従来グレード比で約50%の軽量化を達成するとともに、CFRPとの複合化時に求められる130℃×0・1MPaの成形条件に対応する剛性・耐熱性および加工性を備え、軽量性と構造性能の両立を実現した。

フォーマックHR 低密度グレード

フォーマックHR 低密度グレード

GAINER TANAX Z

GAINER TANAX Z

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