新理事長に糸井宏之氏 西部ゴム商組、令和8年度通常総会開催

2026年06月03日

ゴムタイムス社

 西部ゴム商組は5月28日、大阪・リーガロイヤルホテルで令和8年度通常総会を開催した。当日は、会員132社中、118人(本人出席41人、委任状出席77人)が出席。組合員の過半数を占め、総会は成立した。
 冒頭、挨拶に立った小島孝彦理事長は「皆様の関心事は、中東情勢によるナフサを中心とした材料の枯渇と、大変な値段高騰になると思う。原材料の不足では、『目詰まり』という言葉を最近よく聞くが、我々が目詰まりという言葉を使う機会は少ない。使うことがあるとすれば、エアコンのフィルターが『目詰まり』しているので、掃除しておいてねといった程度だろう」と説明した。
 小島理事長は「ナフサの目詰まりは、サプライチェーンが滞っていることを指す言葉として使われており、サプライチェーンの仕組みにより目詰まりが起きている。ナフサの目詰まりが起きているのは、ナフサ精製の問題、企業規模の問題、ブルウィップ効果の問題、この3点が目詰まりの理由になる」とし、それぞれの理由を説明した。このうち、ブルウィップ効果とは、在庫管理の概念で、モノが足りなくなると、各段階でモノを確保しておこうとする動きが連鎖し、最終的にはサプライチェーンの川下に届く量が極端に少なくなる現象を指す。
 最後に小島理事長は「当組合のなかでもお困りになられている方がいれば、情報交換をして融通する、それも一つの組合のあり方なのかなと思う。今回の通常総会は行事が目白押しだ。目詰まりが起きないよう、スムーズな進行をお願いしたい」と挨拶を終えた。
 小島理事長の挨拶終了後、小島理事長が議長に選出され、審議に入った。第1号議案令和7年度事業報告の件、第2議案令和7年度収支決算報告の件が一括審議され、これらを承認した。また、令和8年度事業計画案、令和8年度同収支予算案が一括審議され、これも原案通り、承認可決された。また、第5号議案の任期満了に伴う役員改選にあたっては、新理事長に糸井宏之氏(千歳商事社長)が選任された。また、副理事長には加藤廣氏(西部ゴム社長)、太田稔氏(福井化成社長・新任・近畿支部長兼務)、小賀野哲朗氏(オガノ社長)、井上卓也氏(コンゴー社長・新任)を選任した。
 新理事長として挨拶に立った糸井理事長は「私は浪岡理事長、祖父江理事長、岡理事長、そしてさきほど重責を担われてきた小島前理事長の下で、勉強させていただいた。歴代の理事長のようにカリスマ性はないが、皆様とともに実直に前向きに組合活動に取り組んできた。皆様の負託を受けて理事長に就任したからには、皆様の様々な意見を伺いながら組合にとってベストな状況に進むにはどうすればよいか。執行部の方々とともに一番良い形で運営を進めたい」などと就任の抱負を述べた。
 なお、同組合の通常総会を前に、近畿支部の通常総会が開催された。近畿支部の総会は西部ゴムの加藤廣支部長が開会のあいさつを述べたあと、議長の選任、議案審議が行われた。令和7年度事業報告、同収支決算報告が一括審議され、これらを承認。また令和8年度事業計画案、同収支予算案が一括審議され、これも原案通り、承認可決された。
 通常総会が終了したのち、場所を移しメーカーの賛助会員を交えて懇親会が開催された。冒頭、糸井理事長が挨拶を述べた後、小島前理事長が退任の挨拶および乾杯の挨拶を行った。小島理事長は「在任期間の4年はあっという間だったが、思い出に残るのは大阪ゴム商業会との合併になる。思っていたよりも難産だったが、合併後は活性化され、効率の良い組織になったかと思う。今回、糸井さんにバトンタッチしたが、私の父は糸井さんの父と大変仲が良かったと父から聞いている。糸井理事長の名前の通り、一糸乱れぬ運営をされるだろうが、ここにおられる皆様の協力も必要になる」とし、糸井新理事長への協力を呼びかけ、退任の挨拶とした。中締めの挨拶は、カツロンの石川明一社長が行い、散会した。

糸井新理事長の挨拶

通常総会の様子

新執行部

加藤近畿支部長の挨拶

小島前理事長の退任の挨拶

懇親会の様子

 

 

 

 

 

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