東ソーの共同研究が採択 NICTの社会実装プログラム

2026年05月29日

ゴムタイムス社

 東ソーは5月28日、共同研究先の慶應義塾大学と連携して「プラスチック光ファイバの大容量化・高密度化技術に関する研究開発プロジェクト」を提案し、情報通信研究機構(NICT)の「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業/社会実装・海外展開志向型戦略的プログラム【事業戦略支援型】」のオール光ネットワーク関連技術分野に採択されたと発表した。同プロジェクトの研究開発期間は2026年度~2028年度までとなる。
 近年、生成AIの急速な発展に伴い、AIデータセンター内で交換されるデータ量は飛躍的に増加しており、サーバーや通信機器を収容するラック内部やラック間をつなぐ短距離光通信においても、大容量化・高密度化・低消費電力化が強く求められている。現在主流の石英製マルチモード光ファイバを用いた方式は、短距離光通信を支える基盤技術として広く活用されているが、今後想定されるさらなる高速伝送への対応に向けて、通信距離の拡大や電力効率の一層の向上が求められている。
 同社が開発を進めるGI型低材料分散ポリマー光ファイバ(GIーLDPOF)は、石英ファイバと比較して材料分散が小さいことから、高い伝送帯域による通信速度の向上が期待されるほか、通信エラーの低減によるシステムの低消費電力化にも貢献が期待される。同プロジェクトでは、このGIーLDPOFの工業化プロセスを確立するとともに、実用化に向けた性能評価を進めることで、社会実装および海外展開を推進する。
 同社は、同プロジェクトを通じて、情報通信分野における技術革新と、デジタル社会を支える次世代通信インフラの発展に貢献していく。

エラーフリーPOF伝送波形

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