微減収も各利益は増益に 藤倉コンポジットの26年3月期

2026年05月14日

ゴムタイムス社

 藤倉コンポジットの26年3月期連結決算は、売上高が402億3800万円で前期比0・9%減、営業利益は48億3800万円で同4・7%増、経常利益は51億400万円で同5・1%増、当期純利益は39億8700万円で同6・7%増となった。

 セグメント別では、産業用資材の売上高は231億7800万円で同0・9%減、営業利益は7億2700万円で同264・9%増。工業用品部門は、中国において自動車市場に加え住宅設備市場が依然として低調に推移しており、また北米において汎用エンジン等を扱うローカル企業の受注が振るわず、減収となった。一方で、国内の自動車関連部品及び住宅設備関連部品は受注が回復傾向にあり、増収増益となった。制御機器部門は、リチウムイオン電池製造装置関連部品は設備投資の回復が見られたが、台湾向けAI半導体製造装置への設備投資が一巡し、中国向け液晶製造装置への設備投資も低調に推移した。また、一部中国向け医療関連部品の減産により、減収減益となった。

 引布加工品の売上高が38億9300万円で同14・0%増、営業利益は1億6500万円(前年同期は1億3200万円の損失)となった。引布部門は、電気・電子向けの部材や自動車関連部品の受注が好調に推移したことにより、増収増益となった。加工品部門は、舶用品において小型船舶用救命浮器の受注が好調に推移したことや救命胴衣の交換需要が増加した他、防衛関連製品の追加受注などもあり、前期の営業損失から営業利益に転じた。

 スポーツ用品の売上高は128億2200万円で同4・7%減、営業利益は47億400万円で同11・1%減。ゴルフ用カーボンシャフト部門は、国内市場では物価高騰による影響、アジア地域では韓国市場を中心に景気の低迷、そして北米市場においては米国の物価高騰による消費減退の影響などもあり、減収減益となった。このような環境の中、同社は『VENTUS』ブランドの最新モデル『26VENTUS TRシリーズ』をすべての地域においてグローバルに展開している。アウトドア用品部門は、主力シューズ及び冬物商材の販売が伸び悩み、さらに円安の影響等による仕入れ価格高騰の影響により、引き続き低調に推移した。

 27年3月期の連結業績予想は、売上高は408億円で前期比1・4%増、営業利益は54億円で同11・6%増、経常利益は55億円で同7・8%増、当期純利益は38億円で同4・7%減を見込んでいる。

 

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