ゴム・樹脂手袋特集 ショーワグローブ 耐切創・化学防護手袋は堅調な伸び続く 産業用はサポート体制さらに強化

2026年05月18日

ゴムタイムス社

  ショーワグローブ(兵庫県姫路市、代表取締役社長田中祐一朗)の25年12月期の国内は、店頭向け、産業用ともに売上は前年を上回り、売上は前期比微増となった。
 カテゴリー別にみると、家庭用の炊事用手袋は、物価高に伴う消費者の買い控えの影響を受けているものの、「ナイスハンドさらっとタッチシリーズは、当社の付加価値タイプの商品のなかでもしっかりと固定ファンについていただいている」(同社)。商品名の通りさらっとした心地よい肌ざわりが好評で、「指名買いしてくださるユーザーも多いと実感している」(同社)。また、炊事用手袋では「ナイスハンドDAYS(デイズ)」も23年9月発売以降、順調な販売を示している。「くらしになじむ」をコンセプトに商品化したDAYSは、さらっとした肌ざわりや傷つきやすい指先の強化(ダブルコーティング)など、機能性の高さはそのままに、手袋のカラーにはキッチンやすまいになじむ「モスグリーン」と「ミモザイエロー」を採用。「家庭用手袋のユーザーは中高年層がメイン。市場を広げるには20~30代の若年層の開拓が求められている。最近のトレンドである今のキッチンやライフスタイルにあったデザインにするため、26年4月にはDAYSの仕様を変更し、若年層の開拓にも力を入れていく」(同社)。
 産業用・作業用手袋分野では、耐切創手袋・化学防護手袋は堅調な伸びが続いている。特に、化学防護手袋は前年比2倍以上伸びている。24年4月1日より化学物質を扱う労働者に対し、適切な化学防護手袋の着用が義務化されたことが大きな要因の一つだ。「化学物質を扱うユーザーの問合せに対しても、この作業にはこの化学防護手袋を着用するのが望ましいといったご案内を丁寧にさせていただいている」(同社)とのことだ。
 現在、産業用手袋で注力している商品の一つに耐切創手袋の「FORTEX(フォルテックス)シリーズ」がある。耐切創強度と優れた作業性を両立したフォルテックスシリーズは、耐切創レベルはX/D EN388:2016に準拠。繊維部分に特殊な高強度ポリエチレン糸を採用し、高い耐切創レベルを実現するだけでなく、18ゲージ・シームレス編みで手にフィットするため、指先感覚を活かした作業性を両立している。なお、同シリーズは、手のひら部にニトリルゴム、ポリウレタンをコーティングした通常タイプを2種類、導電性を兼ね備えた「制電タイプ(制電フォルテックス)」を3種類と合計5種類を用意している。
 26年12月期(今期)は、「世界中の手を守る」というコーポレートメッセージの具現化として、家庭用では手が荒れる前に手袋を使用する「ビフォーケア」を引き続き訴求していく方針。産業用では「ホームページからダウンロード可能な手袋の基礎知識や選定方法に関する資料や耐薬品データを拡充させ、さらにサポート体制を強化し、お客様に安全・安心な手袋を提供し続けていく」(同社)としている。

フォルテックスニトリルパーム手袋L

[/hidepost]

 

全文:約1240文字

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー