コア営業益は1・7%減 三菱ケミカルGの26年3月期

2026年05月18日

ゴムタイムス社

 三菱ケミカルグループの26年3月期連結決算は、売上収益が3兆7039億8800万円で前期比6・2%減、コア営業利益は2250億200万円で同1・7%減、営業利益は300億7800万円で同78・8%減、当期利益は118億2900万円で同73・7%減となった。

 セグメント別に見ると、スペシャリティマテリアルズの売上収益は1兆596億円で同1%減、コア営業利益は323億円で同35%増 となった。
 アドバンストフィルムズ&ポリマーズサブセグメントにおいては、販売価格の維持・向上があったものの、ジェイフィルムの株式譲渡及びトリアセテート繊維等の事業譲渡に加え、ディスプレイ用途において前期の旺盛な需要の反動減に伴う顧客在庫調整等の影響により、売上収益は減少した。
 アドバンストソリューションズサブセグメントにおいては、各種製品の販売価格の維持・向上があったものの、一部子会社の株式譲渡、EV用途の欧米における需要減退による販売数量の減少や、国内を中心とした住宅・建設資材の販売数量の減少等により、売上収益は減少した。
 アドバンストコンポジット&シェイプスサブセグメントにおいては、炭素繊維事業における汎用焼成ラインの一部休止に伴う販売数量の減少等があったものの、高機能エンジニアリングプラスチックにおいて半導体製造装置用途を中心に需要が増加したことに加え、炭素繊維コンポジットパーツの増販や、為替影響等により、売上収益は増加した。
 同セグメントのコア営業利益は、英国におけるソアノール関連固定資産の減損損失の計上や、インフレ等に伴うコスト増加等あったものの、前期に計上したジェレスト社の生産設備・無形資産の減損損失影響の解消に加え、半導体関連事業などで総じて販売価格が向上したこと等による売買差の改善、高機能エンジニアリングプラスチックの半導体製造装置用途を中心とした需要の増加や炭素繊維コンポジットパーツ等の増販、各事業の生産拠点の見直し等による合理化効果等により、増加した。

 27年3月期通期連結業績予想は、売上収益が3兆8000億円で同2・6%増、コア営業利益は3050億円で同35・6%増、営業利益は3000億円で同897・4%増、親会社の所有者に帰属する当期利益は1270億円で同973・6%増を見込む。

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