三菱ケミカルは3月16日、同社の完全子会社である三菱ケミカルアクア・ソリューションズの有機フッ素化合物(PFAS)除去装置が栃木県下野市の配水場に導入されたことを発表した。
栃木県下野市の石橋第2配水区ではPFASのうちPFOSおよびPFOAが検出されていたことから、これまで応急対応として仮設の活性炭塔が設置されていたが、今回、恒久設備としてこのPFAS除去装置が整備された。この除去装置は、PFOS・PFOA合算値が50ng/Lを下回る濃度での運用を目的として設計・施工されており、2025年12月26日から運転が開始された。運転開始以降に実施した検査では、PFOS・PFOA合算値は、いずれの測定結果においても50ng/L未満となっている。
2026年4月1日から施行される水道法の改正において、PFOSおよびPFOAが「水質管理目標設定項目」から「水質基準」に引き上げられ、基準値(PFOS・PFOA合算値)は50ng/Lと定められた。水道事業者を対象とした定期的な水質検査の実施と、基準値を超えた場合の原因特定や改善措置が義務付けられる。三菱ケミカルアクア・ソリューションズはこれまで培ってきた水処理技術や分析実績を生かし、PFAS除去装置をはじめとする各種水処理設備を通じて、水道水の安全性向上に貢献していくとしている。

