TBM、高機能再生材を開発 PCR・バージン材を上回る強度

2026年02月16日

ゴムタイムス社

 TBMは、家庭から排出される容器包装プラスチックを原料に同社が素材開発で培った独自の配合・混錬技術を活用することで、使用済みプラスチック由来の再生材であるPCR材(ポストコンシューマーリサイクル)の障壁となっていた物性低下や臭気の課題を解決し、曲げ強度・耐衝撃度は従来のPCR材、さらにバージンプラスチックを上回る強度を実現した高機能再生材「CirculeX(サーキュレックス)」を開発した。
 同社は年内に横須賀サーキュラー工場での「CirculeX」の量産体制を構築し、従来のPCR材や生産・流通工程などで発生する産業廃棄物由来の再生材(PIR材)の製品用途だけでなく、価格競争力を有するバージンプラスチックが使用されている製品用途含めて「CirculeX」を展開していく。
 高機能再生材「CirculeX」は、独自の配合・混錬技術で改質を図り、「CirculeX」は使用済みの容器包装プラスチック由来のPCR材でありながら、曲げ強度は、従来のPCR材と比較して約126%、バージンプラスチックと比較して約47%、耐衝撃強度は、従来のPCR材と比較して約76%、バージンプラスチックと比較して約29%、従来のPCR材やバージンプラスチックを上回る強度を実現。建築資材、物流資材、自動車部品など、耐久性が求められる様々な分野の利用が可能となっている。
 また、洗浄プロセスの改良により、従来の使用済みの容器包装プラスチック由来のPCR材と比較して臭気を約60%低減させることに成功した。これにより、臭気の問題で敬遠されていた家具、家電部品、自動車の内装材など、屋内外問わず多様な製品用途での利用が可能である。CirculeXは、バージンプラスチックと比較して、1㎏あたり最大6・43㎏(最大61%相当)のCO2排出量を削減する。顧客の課題に合わせて、高強度+低臭気グレード、高強度グレード、低臭気グレードなど柔軟な提案が可能。また、製品用途に応じて強度や流動性を調整することも可能だ。

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