東洋紡の26年3月期第3四半期連結決算は、売上高が3075億1500万円で前年同期比2・1%減、営業利益は182億7300万円で同79・6%増、経常利益は158億3600万円で同186・2%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は78億2700万円で同986・2%増となった。
セグメントのうち、環境・機能材の売上高は779億円で同6・8%減、営業利益は54億円で同4・7%増となった。樹脂・ケミカル事業では、エンジニアリングプラスチックは、海外向けの自動車用途の販売増が寄与し、収益が改善した。工業用接着剤「バイロン」は、国内向け塗料・接着用途や東南アジア向け電子材料用途の販売が増えた。
環境・ファイバー事業では、環境ソリューションは、EV市場減速の影響により、リチウムイオン電池セパレータ製造工程で使用されるVOC回収装置の出荷が減少した。不織布マテリアルは、国内生産体制の見直しが進み、収益性が改善した。
フィルムの売上高は1300億円で同4・1%増、営業利益は129億円で同235・6%増となった。包装用フィルム事業では食品価格高騰による買い控えが続き、荷動きが悪化したものの、新設備の生産性の改善を進めた結果、収益が改善した。工業用フィルム事業では、セラミックコンデンサ用離型フィルムは、引き続き販売が拡大した。液晶偏光子保護フィルム「コスモシャインSRF」は強い需要に支えられ、堅調に推移した。
通期予想については、直近に公表されている業績予想から修正があり、売上高は4300億円で前期比1・9%増、営業利益は240億円で同44・1%増、経常利益は195億円で同84・1%増、親会社株主に帰属する当期純利益は85億円で同324・3%増を見込んでいる。
