医療機器事業は72%増益 不二ラテックスの4~12月期

2026年02月09日

ゴムタイムス社

 不二ラテックスの26年3月期第3四半期連結決算は、売上高が51億1300万円で前年同期比7・0%減、営業利益は3億6000万円で同88・1%増、経常利益は3億300万円で同81・1%増、四半期純利益は9500万円で同2・2%減となった。
 セグメントのうち、医療機器事業の売上高は16億4300万円で同19・4%減、セグメント利益は5900万円で同72・0%増となった。コンドームの製造停止に伴い前年までのコンドーム製品の売上が減少し、ヘルスケア商品群は検査薬を中心に売上が好調に推移したものの、一部の値上げ品に対する駆け込み需要の反動減もあり、メディカル製品と併せた医療機器事業の売上は前期比で減収となった。また、利益面では売上減少に伴う減益要因に対して、ヘルスケア部門の工場移転による生産コスト構造の変更等に伴う費用低下要因が上回ったため、前期比で増益となった。
 精密機器事業の売上高は32億7100万円で同11・4%増、セグメント利益は7億9200万円で同53・6%増となった。精密機器事業は市場の回復に伴い受注残が堅調に推移し、一部海外市場向けで減速感が顕在化したものの、事業全体としては売上も好調に推移した。利益面では、売上増加に伴う増益要因に加えて、生産性の改善等による原価低減効果により増益となった。
 26年3月期通期連結予想は前回公表を修正した。売上高67億4400万円(前回発表74億6000万円、増減率9・6%減)、営業利益3億6800万円(同5億7200万円、同35・5%減)、経常利益2億9100万円(同4億8800万円、同40・3%減)、四半期純利益3500万円(同2億8300万円、同87・5%減)を見込んでいる。修正理由はコンドームの製造停止に伴う売上減少分を他の製品等の売上により補完できなかったこと、及びSP事業の売上不振の影響により、売上高は下回る見通し。営業利益は、売上減少の影響、人件費上昇に伴う販管費の増加も一部影響し、予想を下回る見通し。経常利益は当初予想よりも営業外費用が低水準となったこともあり下回る見通し。当期純利益は、主に栃木工場閉鎖に伴う土地の減損損失を計上する見込みであり、損失計上額が事前の想定よりも増加したことにより、下回る見通しとなった。

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