旭化成エレクが契約締結 旭有機材にLSI製造工場譲渡

2025年12月26日

ゴムタイムス社

 旭化成エレクトロニクス(AKM)は12月24日、AKMが所有する宮崎県延岡市中川原町の半導体集積回路(LSI)製造工場施設を、旭有機材に譲渡することを決定し、同日、譲渡契約を締結したと発表した。
 同施設は、2020年10月20日に発生した火災により大きな被害を受けて以降、生産を停止しており、再活用に向けた補修工事など工場建屋利用として必要な対応を進めてきた。
 同施設については、発災後、AKMでの開発拠点としての利用や、同社グループでのLSI製品以外の製造拠点としての利用の他、他社への譲渡などを含めて、幅広く活用の可能性を検討してきた。その結果、旭有機材に同施設を譲渡することを決定した。
 譲渡対象は、同施設およびその付帯施設となる。土地は旭化成の所有であり、譲渡対象には含まれない。
 譲渡実行日は、2026年2月2日、なお、同件譲渡による同社製品の供給への影響はない。

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