ブリヂストンは12月23日、「第15回ブリヂストングループ・グローバルTQM大会」を開催したことを発表した。本大会は、同社の使命である「最高の品質で社会に貢献」のもと、世界各拠点の改善事例を共有し、グローバルで学び合うことによって、価値創造の強化を目的としている。TQM活動は、1960年代から続く同社の品質経営活動を代表するものであり、「ブリヂストン独自のデミング・プラン」と、その基本思想である「良い品質の製品は、良い体質の会社から生まれる」に基づき、グローバルの様々な職場で品質へのこだわりを大切に、継続的改善とイノベーションを促進する活動である。
2025年は、世界各地域・事業所から提出された2000件を超える改善事例の中から、16件が優秀な取り組みとして発表され、最優秀賞にあたるグランプリには、2つの事例が選出された。
1つ目は、「人に合わせる工程作りへの挑戦」をテーマした事例である。商品力向上に不可欠な材料試験において、グループ会社であるブリヂストンチャレンジドとの共創を通じて、お互いの強みを活かした業務変革に取り組み、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)への理解を深めるとともに、新たな価値を創出した。2つ目は、「日本で生産し、世界で勝つ」をテーマに、グローバルのモノづくりの中核・輸出拠点として多品種小ロット生産体制を強化した栃木工場の事例である。



