三菱ケミ、デュラビオが採用 ホンダの軽乗用EVインストルメントパネルに

2025年12月18日

ゴムタイムス社

 三菱ケミカルは12月17日、本田技研工業が2025年9月12日に発売した新型軽乗用EVの「NーONE e:(エヌワンイー)」のインストルメントパネルに、植物由来のバイオエンプラ「DURABIO(デュラビオ)」が採用されたことを発表した。

 DURABIOは、植物由来のイソソルバイドが主原料のバイオエンジニアリングプラスチックである。従来のポリカーボネート樹脂と比較し、高い透明性、優れた光学特性などの特長があるとともに、植物由来のポリマーでありながら、耐候性や耐久性にも優れた素材である。

 着色剤を配合するだけで光沢のある高度な意匠性を実現し、従来必要であった塗装工程を省き、製造時に発生するVOC(揮発性有機化合物)を低減するという優れた特性が評価され、今回の採用に至った。

 同社は、これからもDURABIOの展開を通じ高付加価値な製品を提供するとともに、サステナブルな社会の実現に貢献していく。

「NーONE e:(エヌワンイー)」のインストルメントパネル

「NーONE e:(エヌワンイー)」のインストルメントパネル

DURABIO採用部分

DURABIO採用部分

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