豊田合成は12月17日、セーフティシステム製品の新たなラインナップとして「新構造(自立式)の前席センターエアバッグ」を開発したことを発表した。
前席センターエアバッグは、運転席と助手席の間に搭載され、側面衝突時に乗員同士の衝突などを防ぐ。従来の製品では、エアバッグ展開時に車両中央のコンソールボックスで支えることで、乗員の体を受け止めてもエアバッグが倒れないようする構造であった。今回、自動運転技術の普及などによる車室内レイアウトの変化を見据え、コンソールボックス非搭載の車種でも、エアバッグ展開時にバッグが自立して体を受け止められる新たな構造を実現した。また、あらゆる車種のシート骨格に搭載可能な設計としており、将来の搭載拡大も期待される。
今後も同社はセーフティシステム製品の普及と新製品の開発を通じ、交通事故死傷者の低減に貢献していく。


