横浜ゴムは6月30日、同社のグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN(アドバン)」装着車が6月26日~28日に、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催された国内最高峰のツーリングカーレース「2025 AUTOBACS SUPER GT」第3戦(300kmレース/55周)のGT300クラスで優勝したことを発表した。これにより「ADVAN」装着車は第2戦に続き、同クラス2連勝となった。同社は「ADVAN」最大化への挑戦「ADVAN CHALLENGE」のテーマの下、「SUPER GT」GT300クラスでは2年連続のシリーズチャンピオン獲得を目指しており、海外ラウンドにおいても「ADVAN」はその高い性能で足元から勝利を支えた。
12年ぶりに開催されたセパンラウンドで優勝したのはTEAM UPGARAGEの18号車「UPGARAGE AMG GT3(小林崇志選手/野村勇斗選手)」。予選でコースレコードを樹立しポールポジションスタートとなった決勝ではオープニングラップでトップを奪われたものの、ファーストスティントを務めた野村選手は落ち着いた走りで中盤まで2位をキープし、その後26周を終えて小林選手にバトンタッチ。トップチームがピット作業のアクシデントでタイムを落とす中、迅速かつノーミスのピットワークでトップを奪い返すとそのままレースをリードする。最終ラップでは2位のチームが1秒以内に迫る接戦となったが、小林選手が冷静に逃げ切りポール・トゥ・ウインを達成。小林選手は2023年の鈴鹿戦以来の優勝、野村選手はSUPER GT初勝利を飾った。
また、同じく「ADVAN」を装着したGOODSMILE RACING & TeamUKYOの4号車「グッドスマイル 初音ミク AMG(中山友貴選手/奥本隼士選手)」が3位となり、奥本選手はSUPER GTデビュー戦で表彰台を獲得した。