日本は減収減益に ニチリンの1~3月期

2025年05月15日

ゴムタイムス社

 ニチリンの25年12月期第1四半期連結決算は、売上高が183億200万円で前年同期比0・2%増、営業利益は25億7100万円で同0・3%増、経常利益は20億9500万円で同34・9%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は15億7900万円で同10・7%減となった。

 日本の売上高は84億5200万円(前年同期85億8800万円)、営業利益は7億9700万円(同9億8300万円)。市況の販価反映等により国内向け販売高は増加したものの、中国向け輸出の減少により、減収減益となった。

 北米の売上高は36億6500万円(同37億3400万円)、営業利益は2億3700万円(同2億6400万円)となった。引き続きHVの需要は好調であるが前年度からは若干減少となった。

 中国の売上高は24億4000万円(同28億7200万円)、営業利益は2億8000万円(同3億9500万円)となった。現地メーカーへの販売が増加した一方、日系メーカーの長引く販売低迷により減収減益となった。

 アジアの売上高は63億5100万円(同64億600万円)、営業利益は9億円(同11億4200万円)。概ね堅調に推移したものの、中国向け輸出が減少となった。

 欧州の売上高は20億600万円(同18億4600万円)、営業利益は3400万円(同4300万円)となった。欧州メーカー向け販売増加により増収となった。

 25年12月期通期の連結業績予想は、売上高は728億円で前期比2・0%増、営業利益は94億円で同2・4%増、経常利益は96億円で同7・5%減、親会社株主に帰属する当期純利益は58億円で同6・0%減を見込んでいる。

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