杉野ゴム化学工業所 震災で間仕切らの受注急増

2011年04月11日

ゴムタイムス社

「UFO」で組立てた簡易間仕切の例

「普段の3倍以上の受注がドッと入って来ている。連日、連携会社と総出で、フル生産体制を敷き、対応に努める毎日です―」。
杉野ゴム化学工業所の杉野社長は30日、今回の大地震発生後まもなく、さまざまな市町村や東急ハンズら大型小売店から「当社オリジナルの防災・災害対応関連製品の受注がたくさん入っている」と話した。
注文が相次ぐのは、避難所で用いる簡易間仕切り「UFO」と、家具類の転倒防止用ゴムマット「地震耐蔵」、汎用の畝付き防振ゴムマットの3つ。
注目したいのが、簡易間仕切りで、防災士資格をもつ杉野社長のアイデアを元に、数年前に製品化。実用新案・意匠登録取得と同時に、地元・葛飾区の新技術開発制度の「防災認定」を取得した商品でもある。
開発意図については、「避難所で過ごす人たちが、昼夜を問わず、不特定多数の人びとの視線にさらされストレスが多いと知った。ダンボール製間仕切りを使い、差し込むだけで固定できる災害用間仕切りを考案した」とのこと。

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