ペリクル事業取得に合意 三井化学、旭化成より

2022年05月30日

ゴムタイムス社

 三井化学は5月27日、旭化成のペリクル事業を取得することに合意したと発表した。

 同社は、新たな長期経営計画「VISION2030」に基づき、ユニークなICTソリューション事業を創造・拡大し、基本戦略である事業ポートフォリオ変革における、第3の柱へ成長させる事を目指している。

 中でも、ペリクル事業は、ICT材料の中心製品の1つとして、今後さらに注力する事業と位置づけ、半導体製造プロセス革新に貢献する競争優位性の高い新製品・ソリューションを提案することで、先端領域におけるNo・1ペリクルメーカーを目指している。

 同社は、1984年にペリクルの販売を開始して以来、LSIペリクルの先端品市場におけるリーディングカンパニーとして、また、半導体業界の最先端技術であるEUV露光に用いられるEUVペリクルの事業化を果たしたトップランナーとして、ペリクル市場において高いプレゼンスを獲得してきた。

 一方、LSIペリクル市場における高精細化や品質保証水準の高度化への対応には、一層の技術開発および継続的な追加投資が必要となっている。このことから、ペリクル事業において高度な技術・強固な事業基盤を持つ旭化成との間で、ペリクル事業の今後の在り方について協議を重ねてきた。その結果、事業強化の観点から、同社が旭化成のペリクル事業を取得し、運営していくことが最善との両社結論に至った。

 旭化成のペリクル事業は、1986年に事業化以来、FPDペリクルにおいてはNo・1プレイヤーとして同市場を牽引するとともに、LSIペリクルにおいても、製造工程の改良・生産能力の増強等を推し進め、先端品(液浸ArF)市場において近年市場シェアを拡大している。

 同事業取得により、同社は先端領域における同社の既存ペリクル事業と、旭化成が有する幅広いペリクル事業のポートフォリオを併せて事業拡大するとともに、新製品の開発や最先端の技術向上を目指し、世界No・1の総合ペリクルメーカーの地位を強固なものとしていく。

 なお同社は、同件による同社グループ業績への影響は軽微であり、業績予想の変更はないとしている。

 

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