年頭所感 デンカ 山本学社長

2021年01月06日

ゴムタイムス社

 明けましておめでとうございます。2021年の年頭にあたりご挨拶申し上げます。
 
 まずは、新型コロナウイルスに感染し今も闘病されておられる方々の一日も早い快復を祈念するとともに、日夜を問わず治療に従事されておられる医療関係者の方々に心より感謝申し上げます。
 
 昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大に世界中が翻弄され、多くの産業が急激な需要減退に直面しました。
 この未曽有の難局を乗り越えて事業活動を継続していくために、デンカグループは、ポストコロナの社会構造変化(ニューノーマル)を見据え、“変革と連携”をキーワードとして、「Denka Value―Up」を着実に推進することで、持続的な成長に向けた基盤を強化しています。同時に、SDGsを羅針盤として、世界が向き合う社会課題に当社の事業活動を通じて貢献することで、「真に社会に必要とされる企業」になることを、中長期の最大の経営課題として取り組み始めています。

 この一年を振り返りますと、まず新型コロナウイルス感染拡大防止に大きな貢献を果たしました。抗原迅速診断キットは、関係者の支援のもと、きわめて短期間で開発を完了し製品化しました。また、抗ウイルス薬「アビガン®錠」の原料「マロン酸ジエチル」については、国内唯一の製造会社としてグループの総力を結集し、政府の要請からわずか6週間で停止していた設備を再稼働し、求められた供給を全うすることができました。

 さらに、5Gや自動車の電動化に不可欠な製品群の拡充や能力増強など、ポストコロナにおける社会の高度化につながる多くの成果をあげた年でもありました。
 加えて、地球温暖化に対する社会的責務を果たすべく、水力発電の増強や、高度の省エネ技術などを進化させることで、2050年までに温室効果ガス排出をネットゼロとする「カーボンニュートラル」を新たな目標に据えました。

 2021年も、「真に社会に必要とされる企業」を目指して、「Denka Value―Up」をグループ全体で推進してまいります。社会構造、経済構造の大きな変化を踏まえ、目標実現にあたっては、DXの導入による全社的な生産性革新や、イノベーションの加速など新たな取り組みが求められます。
 同時に、社員一人ひとりが潜在的な能力を最大限発揮し、またライフワークバランスも実現できる『新しい働き方』を追求すること、そして、心身共に健康な状態で仕事に専念出来るよう「健康経営」を進めることも大きな目標とし、デンカグループが一丸となりより良い会社を目指しまい進してまいります。

 最後になりましたが、皆様のますますのご発展とご健勝を祈念いたしまして新年のご挨拶とさせていただきます。

*「アビガン」は富士フイルム富山化学株式会社の登録商標です。

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