DUNLOPの車輪脱落予兆検知が採用 いすゞの送迎バスのエルガ

2026年07月29日

ゴムタイムス社

 DUNLOPは7月27日、タイヤや車両、路面の状態を検知する独自のセンシング技術「センシングコア」が、大型路線・送迎バスに採用され、同日より販売されたと発表した。
 搭載車両は、いすゞ自動車の大型路線・送迎バスの新型「エルガ」で、同車両にはセンシングコアの一機能である「車輪脱落予兆検知」を備えたシステムが標準装備される。
 センシングコアとは、タイヤ空気圧低下警報装置「DWS(Deflation Warning System)」で培った知見を基盤にしたソフトウェア技術となる。タイヤの回転により発生する車輪速データと車両に流れるCANデータ(車両制御情報)を解析することで、タイヤの空気圧、摩耗状態、荷重や路面状態、車輪脱落予兆などを検知する。このたび新型「エルガ」に搭載された車輪脱落予兆検知は、走行中のホイールナットの緩みを検知するシステムであり、異常検知時には警告表示とブザー音でドライバーに注意を促す。これにより、従来の点検や経験を通じた検知に加え、走行中でもナットの緩みを検知できるようになり、車輪脱落事故の未然防止に大きく貢献することが期待される。
 いすゞ自動車の新型「エルガ」は、安全性・環境性能・快適性を高い次元で実現した大型路線バスとなる。最新の安全装備を採用し、安全性をさらに高めた。また、4HK1ディーゼルエンジンの改良や外気導入クーラーの採用により、環境性能と車内の快適性を向上した。地域の公共交通を支える路線バスとして、安心・快適な移動に貢献する。
 路線・送迎バスは、多くの客を日常的に運ぶ公共交通機関であり、荷物を運ぶ車両とは異なり、人の命を預かるという点で、より一層高い安全性と信頼性が求められる。バス業界では、安全運行の徹底に加え、運行管理や車両状態の把握の高度化など、さらなる安全性向上に向けた取り組みが進められている。こうした背景のもと、同社が開発した「センシングコア」の一機能である車輪脱落予兆検知をバス向けに提供することで、車両の異常の兆候を早期に検知し、路線バスにおける安全性のさらなる向上に貢献する。
 同社は2026年より、コミュニケーションブランドをDUNLOPに統一した。同社は、「挑戦を支える安心」「期待を超える体験」「限界への挑戦」という3つの提供価値を、すべての商品・サービスで体現し、革新的な体験を通じて世界中の人々にポジティブな感情を生み出すことを追求していく。ブランドステートメント「TAKING YOU BEYOND」には、挑戦するすべての人々の可能性を広げ、その先へ導く存在であり続けるという想いを込めている。

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