横浜ゴムは7月30日、スタッドレスタイヤブランド「iceGUARD」の新商品として、SUV用スタッドレスタイヤ「iceGUARD 8 SUV」を2026年9月1日より順次発売すると発表した。発売サイズは275/45R20 110T~175/80R16 91Tの計28サイズで、2027年にはさらなるサイズ拡大を予定している。価格はオープンプライスとなる。
「iceGUARD 8 SUV」は、同社の冬用タイヤ技術コンセプト「冬テック」を採用した第2弾商品となる。同社は今冬、「日本の冬の安全は、スタッドレスタイヤが守る。」というメッセージを掲げ、「冬テック」採用第1弾の乗用車用スタッドレスタイヤ「iceGUARD 8」で好評を得ている優れた氷上性能を継承しながら、SUVユーザーが重視する雪上性能と耐摩耗性能の最大化を追求した。最新SUVの高荷重や高速走行に対応するコンパウンド、トレッドパターン、タイヤ構造を新たに開発し、冬のあらゆる路面において安全かつ快適なドライブをサポートする。
コンパウンドには「iceGUARD 8」の「冬ピタ吸水ゴム」をベースにSUV用に専用開発した「冬ピタ吸水ゴム SUV」を採用した。多層構造で吸水力に優れる天然由来素材「水膜バスター」を高密度に配合し、氷上で滑る原因となる水膜の吸水量を3%向上。これにより「接触の密度(氷とゴムの接触点)」を従来品(iceGUARD SUV G075)より61%増加させ、氷上性能を大幅に高めた。
また、シリカを投入した「SUV専用配合」により、ゴムのしなやかさと剛性感を高レベルで両立。加えて、ゴムの硬化を防ぐ様々なアプローチを組み合わせた「劣化抑制配合」の技術によって約4年後まで氷上摩擦力の低下を抑制する。
トレッドデザインは「iceGUARD 8」同様、同社のAI活用フレームワーク「HAICoLab」のAI技術とシミュレーション技術を活用して開発。冬用タイヤに求められる4つの機能をSUV専用に最適かつ最大化したプロファイルを抽出し、氷上路面と雪上路面における「接触の面積」を追求した。これにより、YOKOHAMA SUV用スタッドレスタイヤ史上最大の「接地面積」「ブロック剛性」「溝エッジ量」を達成したSUV専用構造とトレッドパターンを開発。従来品に比べ接地面積を3%、ブロック剛性を16%増加し、さらに高次元な氷上性能を実現した。また、溝エッジ量を19%増加するとともに、「ラグ溝倒れ込み抑制サイプ」を「iceGUARD 8」以上に配置することで、雪上性能も一段と高めた。
「iceGUARD 8 SUV」は、従来品に比べて氷上性能を14%向上するとともに、雪上性能を4%、耐摩耗性能を11%向上している。また、ドライ性能は5%向上、ウェット性能は同等を確保しつつ、ころがり抵抗も14%低減しており、冬のさまざまな路面においてSUVにふさわしい優れた性能を実現している。
同社は2024年度~2026年度までの中期経営計画「YX2026」のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいる。また、各地域の市場動向に沿った開発・供給・販売体制などを強化する「商品・地域事業戦略」を推進している。
2026年08月03日

