ゴムタイムス70周年の画像
知っておきたい フッ素ゴムの基礎と応用のバナー

ミシュラン決算 1~9月期 売上高が6%増加

2017年11月06日

ゴムタイムス社


 日本ミシュランは11月2日、仏ミシュランの2017年12月期第3四半期決算の売上高が、前年同期の154億7100万ユーロから6・0%増の合計163億9400万ユーロとなったと発表した。

 これは販売量の2・8%の成長が含まれており、第1四半期の早期購入の急増とその後の需要の緩和を反映している。また、価格ミックスの2・6%のプラスの影響も含まれている。

 価格効果は期を追うごとに改善し、第1四半期のマイナス1・0%から、第2四半期にはプラス2・1%、第3四半期にはプラス4・4%となり、第1~3四半期全体ではプラス1・8%で終えた。これは、市販事業における価格引き上げと、原材料価格連動制(スライド制)適用の契約による調整の両方を反映している。

 ミックス効果は0・8%成長に貢献。これは、依然として非常に好調なプロダクトミックスと鉱山用タイヤ事業の回復のプラスの影響が、直需・市販市場タイヤ販売の相対的成長率のマイナスの影響にやや相殺されたことによるものだ。

 さらに、連結範囲の変更による9000万ユーロの増益が含まれる。特に、ブラジルの二輪車用タイヤメーカーであるレボリンと、米国のテレマティクス・ソリューション・プロバイダーであるネクストラックの初めての連結によるもの。

 決算内容を詳しく見ると、乗用車・ライトトラック用タイヤと関連販売事業の売上高は、マイナスの為替効果を考慮しても、前年同期の88億8000万ユーロから4・1%増の92億4200万ユーロとなった。

 販売量は当期中2・2%伸びた。これは、価格引き上げに先立つ早期購入により第1四半期に急増した後、第2四半期に緩和したことによるもの。

 プラスの価格効果は、原材料コスト上昇の時期における価格引き上げの影響と、7月以降プラスとなっている直需事業での価格連動制の影響を反映している。

 ミックス効果は引き続き好調。特に18インチ以上のミシュランブランド・タイヤ販売における力強い21%の成長を支えたミシュラン・クロス・クライメイト+とミシュラン・パイロット・スポーツ4Sの成功による。

 トラック用タイヤと関連販売事業の売上高は、マイナスの為替効果を考慮しても、前年同期の44億4000万ユーロから3・7%増の46億500万ユーロとなった。

 販売量は1・1%とやや減少。通常業務による営業利益率を2020年までに9%から13%にするという目標に沿って、第3四半期に価格引き上げと利益率の改善を優先したことを反映している。

 より好調な価格効果は、原材料コスト上昇および原材料価格連動制(スライド制)の適用を相殺するために実施された価格引き上げによるものだ。

 特殊製品事業による売上高は、前年同期の21億5100万ユーロから18・4%増の25億4700万ユーロとなった。

 この増加は、グループの鉱山用タイヤの需要が引き続き回復していること、鉱山・建設機械用と農業機械用タイヤ販売が明らかに上向いていることに関連して、販売量が14・6%と好調に伸びていることによる。価格連動制(スライド制)により上半期は価格引下げとなっていたが、7月には価格引き上げに転じている。

 鉱山・建設機械用タイヤは販売量の成長と、原材料価格連動制(スライド制)の適用に牽引されて同期中売上高は伸びた。

 農業機械用タイヤは販売量の成長に牽引されて売上高は伸びた。直需市場が急に上向いたことが市販市場のサービス水準にマイナスの影響を与えている。

 二輪車用タイヤの売上高の増加(レボリンを除く)は、レジャー用から通勤用セグメントまで均等に広がっている販売量の成長に牽引された。レボリンの連結は南米の成長戦略を支えている。

 航空機用タイヤは、売上高は横ばいだったが、商用機セグメントはNZG(Near Zero Growth)技術に対する需要により伸びた。

 第3四半期のみで見ると、乗用車・ライトトラック用タイヤと、関連販売事業の売上高は29億7900万ユーロで前年同期比0・5%増、トラック用タイヤと関連販売事業の売上高は15億6400万円で同2・0%増、特殊製品事業の売上高は7億9200万円で同16・1%増、グループ合計の売上高は53億3500万円となった。

 通年では世界市場のトレンドに沿った販売量の成長、マイナス1億1000万ユーロから1億2000万ユーロと現在推計されている為替効果を除き、昨年の数値を上回る通常業務による営業利益、9億ユーロを上回る構造的なフリーキャッシュフローという目標を維持している。

関連キーワード: ·