【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情11 ブラジルのゴム業界(後編)

2016年07月11日

ゴムタイムス社

 ブラジルのゴム業界(後編)

 前回はブラジルのゴム業界の現況を、できるだけ詳しくご紹介しました。

 加藤はブラジルの合成ゴム、カーボンブラック、プロセスオイル、ゴム薬品、粉末硫黄、ステアリン酸、ゴム加工機械とこれらの会社にすべて行き、工場見学をしています。実際、ブラジルに進出された日系のタイヤ、ゴム会社2社に対して、加藤事務所がこれらの原材料メーカーをご紹介しました。各社が進出する2年前に、加藤事務所とその会社の幹部の方とでこれらの原材料会社を訪問し、監査し、品質レベルをチェックしてきました。金型会社ももちろんあります。

 当社はブラジルには支店はありませんが、ブラジルでNo1のゴム原材料商社と提携をしていますので、ブラジルの原材料、ゴム会社のことがよくわかります。やはりこの分野は専門家のネットワークです。その会社はARLANXEO(ランクセス)とCABOTの代理店をやっています。この点では、当社のインドでのパートナーである

全文:約1137文字

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー