ブリヂストン 難燃性コンベヤベルト発売 省エネ性追求

2014年11月12日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは11月12日、低燃費タイヤ「エコピア」で培ったゴム材料開発技術を応用し、省エネルギー性能を付加した難燃性のコンベヤベルトを開発したと発表した。 新商品は11月から全世界で販売を開始する。

 昨今、資源・エネルギー開発や各種プラントにおいて、高効率やコスト削減が大きな課題となっており、ベルトコンベヤの操業において発生するエネルギーロスについては、ベルトがローラーを乗り越える際に発生する抵抗(ローラー乗り越え抵抗)が最も大きいことがわかっていた。

 同社ではこのローラー乗り越え抵抗に着目し、タイヤ事業で培ったゴム材料開発技術を応用することで、難燃性を維持しながら省エネルギー性能を追求したコンベヤベルトの開発に成功した。
 これにより、災害防止のために難燃性コンベヤベルトの使用が必要な石炭搬送を中心とする鉱山、港湾、発電所などのユーザーに対しても、操業コスト削減に向けた提案が可能となる。

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