決算談話 中計目標を前倒しで達成 

2014年11月17日

ゴムタイムス社

 「組織を事業部制に変更しており、この点がどのように機能するか注視してきた。少しずつであるが、製販技一体となった動きや戦略面での成果が出だしている」というのは、社長就任後、初の決算発表するニッタ㈱の新田元庸社長。

 同社の15年3月期連結決算は原価低減効果に加え、持ち分法会社の利益増で営業利益が36・9%増の増収増益となり、通期業績予想でも売上高600億円、経常利益は過去最高を見込んでいる。同社の中長期経営計画(V2020)のフェーズⅠ(2014年度)では売上高600億円、営業利益率 6%、海外売上比率 27%を掲げているが、今期の海外売上高比率は30・4%と2・4ポイント改善され、売上高、海外売上高比率ともに前倒しで達成されそうだ。その上で、「足元で一番重要なのが中長期経営計画(V2020)のフェーズⅡの作成ということになる」。2020年の営業利益率8%に対しては「生産性の向上、原材料価格の低減、営業利益改善に寄与する設備投資を積極的に行っていく」ことで達成させたいとしている。

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