【ゴム用機械特集】和光精機 設備投資需要で売上2割増

2014年09月27日

ゴムタイムス社

和光精機

 ゴム射出成形機やゴム射出成形機用金型の製造・販売を行う、和光精機(愛知県弥富市、市村真佐人社長)の13年度(13年7月~14年6月)の売上は、前年比2割増と好調だった。

 国内で設備投資が増えていることで受注が伸びた。ただ、リーマンショック前に比べれば7割程度の水準に留まっており、市村社長に満足の様子は見られない。

 同社は国内外で製品販売を拡大するため、中国で生産委託を開始した。その第1号が、真空ゴムプレスで、昨年から国内外で販売を始めた。さらに、同社の看板製品である横型ゴム射出成形機の生産委託にも着手している。

 どちらの製品も生産委託と言っても、メインの部品は日本製にこだわり、メンテナンスやアフターサービスは同社が行っている。

 真空ゴムプレスは、中国国内でも1年半ほどの間に15~16台売れた。横型ゴム射出成形機については、現在日本で製品の検証を行っているところ。

 これらの装置は日本で作る製品に比べ、価格は低めに抑えられる。このため、こうした製品も加えることで、同社の製品ラインナップを拡充する方針だ。

 ただし、中国で生産しているからと言って、極端に価格が安くなるわけではない。ある程度のレベルの製品を

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