決算談話 インド・ロシア市場の難しさを痛感

2014年08月25日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業の中間決算発表の席で、中期計画の進捗状況について説明した池田育嗣社長は、タイヤのグローバル展開に関して「2年以内にインドとロシアにも生産拠点を持ちたいと思っていたが、無理なようだ」と残念そうに語った。

 同社は中南米・インド・ロシア・中近東・アフリカの5エリアでの販売比率を、15年に14%へ向上させる目標を掲げている。すでに中南米・中近東・アフリカには生産拠点を設けているが、インド・ロシアは検討中のままだ。

 その理由について池田社長は「インドは(販売面で)進出したものの、州ごとに条件が異なるため、苦戦している。ロシアも伸びが著しかったが、天候の影響がすごく、天候に左右される市場であることが分かった」と述べ、まずは両市場で販売力を付けることに力を注いでいく方針を示していた。

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