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日本ゼオンの4~6月期 汎用ゴムの海外市況悪化

2014年08月07日

ゴムタイムス社

 特殊ゴム比率 金額で6割弱に 

 日本ゼオンの153月期第1四半期連結決算は、売上高が7481500万円前年同期比3・3%増の増収となったが、営業利益はエラストマー素材での汎用合成ゴムの海外市況の悪化、国産ナフサ価格の上昇により62億600万円、同28.5%減の増収減益となった。

 エラストマー素材部門の売上高は461億5000万円、同1・3%増の微増、営業利益は419000万円、同28・5%減の増収減益となった。合成ゴム関連は海外子会社において販売数量を伸ばしたものの、海外市況の悪化が響き、売上高は321億円、同3%増と前年同期実績を上回ったが、営業利益は前年同期を下回った。

 合成ゴムの販売数量は前年同期比5%減の7万5000t。汎用合成ゴムの販売数量は前年同期比10%減(国内5%減、輸出17%減)となったが、特殊ゴムは同5%増(国内5%増、輸出2%増、海外会社6%増)と増加し、特殊ゴム比率は販売数量で36%、金額で58%を占めた。

 合成ラテックスは手袋向け、樹脂改質向けが低調に推移したことで、売上高は42億円、同18%減の減収減益。化成品は円安を背景とした海外市場での販売好調、タイ子会社での増設プラント稼働に伴う売上高増により、売上高93億円、同5%増の増収増益となった。

 一方、高機能材料事業部門の売上高は166億7000万円、同7・6%増、営業利益16億1600万円、同35・3%減となった。高機能ケミカル部門は化学品、電子材料、電池材料の販売が増加したが、トナー販売が2ケタダウンしたことに加え、磁気テープ材料撤退により、売上高は49億円の横ばいにとどまった。高機能樹脂部門はCOP樹脂、光学フィルム販売が拡大し、売上高は前年同期比12%増の108億円となった。その他部門は子会社の商事部門の売上高が増加し、売上高126億3400万円、同4・3%増、営業利益3億8900万円、同21・6%増の増収増益となった。
 通期の業績見通しについては、期初予想の売上高3100億円、同4・6%増、営業利益250億円、同164%減を据え置いた。エラストマー素材については「若干の利益増を予定していた

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