昭和電工 台湾APCI子会社から高純度塩素事業を買収

2014年08月05日

ゴムタイムス社

 昭和電工は7月31日、特殊材料ガス事業の強化を図るため、台湾において高純度塩素事業の買収を決定したと発表した。

 同社子会社である台湾昭和化学品製造股份有限公司が、米国・エアープロダクツアンドケミカルズ社(APCI)の子会社・三福氣體股份有限公司(台湾・高雄市。以下、APSF)が台湾・高雄市に保有する製造設備を含む高純度塩素事業を、8月末を目途にゆずり受けることで、APSFと基本合意した。

 高純度塩素は、半導体・液晶製造プロセスでのエッチング用ガスとして使用される特殊ガス。半導体の製造工程では高純度塩素をはじめとする複数の特殊材料ガスが使用されており、年々進む微細加工に対応して安定した需要が期待できる。また、液晶パネルの生産拡大にあわせて高純度塩素の需要は今後増大し、2015年の市場規模は2000トン程度になることが予想されている。

 同社グループは、現在川崎事業所にて年産1000tの設備を有しているが、台湾に高純度塩素の製造設備を持つことで、今後さらなる市場の拡大が予想される、中国・台湾をはじめとする東アジア地域において、安定した供給体制を構築する。

 同社グループでは、現在推進中の中期経営計画「PEGASUS」フェーズⅡにおいて、高純度塩素をはじめとする半導体高純度ガスを成長事業の一つに位置づけている。同社は、2015年までのフェーズⅡ期間中に、各種高純度ガスのアジア地区における展開を積極的に進め、事業拡大を推進していくとしている。

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