東海ゴム キャップ収集でワクチン2000人分達成

2014年06月27日

ゴムタイムス社

 東海ゴム工業は6月26日、ペットボトルのキャップを収集し、リサイクル資源として売却した利益で世界の子供にポリオワクチンを寄付する活動を、本社オフィスと小牧製作所、小牧地区のグループ会社で2009年4月から実施している。

 活動開始からのキャップ収集数が約167万個に達し、2020人分のポリオワクチンを寄付した。収集活動スタートから5年1ヵ月で2000人の大台を突破したことになる。なお、キャップを焼却処分しないことによる二酸化炭素(CO2)ガスの排出削減効果は12・7トンと、25mプールで18杯分になる。

 同社のワクチン支援活動では、飲料用ペットボトルのキャップを回収し、リサイクル業者に買い取ってもらい、そこで生じた収益を、世界の子供を感染症から守る活動を行うNPO法人「エコキャップ推進協会」に寄付することで、途上国の子供にポリオワクチンを届けている。キャップ800個で1人分のポリオワクチンを寄付できる。キャップはリサイクルが可能なことから、資源の有効利用や廃棄物の削減にもつながる。

 同社グループは、CSR(企業の社会的責任)の精神を経営の根幹に位置づけており、キャップ収集によるワクチン寄付もその一環。今後も、社会貢献とグループ従業員へのCSR意識の浸透を深めるため、ワクチン支援活動を継続していく考えだ。

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