取材メモ ゴムシートをめぐる温度差

2014年04月28日

ゴムタイムス社

 ゴムシートでは、フタル酸フリー等による「環境対応製品」を市場投入する動きが広がっている。その背景にはヨーロッパを中心とした海外での規制強化が挙げられる。
 2006年にEUで、電気・電子機器の部品・材料への有害物質使用を制限する「RoHS指令」が施行された。2011年には全面改正が行われ、従来の規制6物質に可塑剤のフタル酸エステル類等4種が追加された。さらに非含有のためのEU適合宣言書の作成が義務化され、CEマークの貼付が必要となった。改正後の「RoHS2・0指令」は、化学物質の使用を規制した「REACH規則」とともに世界標準となりつつある。
 また中国でも「電子情報製品生産汚染防止管理弁法」(中国版RoHS指令)が2007年に発効し、

全文:約649文字

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー