横浜ゴム 2014年度入社式を開催

2014年04月02日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは4月1日、2014年度入社式を本社にて開催した
 42名(全社80名)の新入社員に向けた野地彦旬社長のあいさつは以下の通り。
 みなさん入社おめでとうございます。
 皆さんが学生生活を送られたこの数年間にはリーマンショック、欧州金融不安、また近隣諸国との緊張感が増したり、そして今日からは消費税が8%に上がるといったスピード感のある激動の時代だったと思います。特に発生から3年が過ぎた東日本大震災では物事の味方、感じ方、考え方が大きく変わった出来事だったと思います。最近では、阿部政権での経済政策「アベノミクス」によりデフレからインフレに風向きが変わりつつあり、最近では2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催など明るい話題も出てきました。そんな中で、我々は、将来何に対して何が出来るのか、社会人としてグローバルな視点に立って自ら考えて自ら行動する人間になって頂きたいと思います。
 2017年に横浜ゴムは100周年を迎えます。
 基本方針は「良いものを、安く、タイムリーに」「トップレベルの環境貢献企業になる」「高い倫理観を持ち、お客様最優先の企業風土を作り上げる」ことを掲げています。
 皆さんには、自分は何年後にこうなりたいという夢を描いてもらいたいと思います。その時には、自分での評価には数字を入れて戴きたい。必ず定量的な目標値を設定して欲しい。そして、現在と目標とのギャップが課題となります。その課題をどうやって克服するかのプロセスを自分で考えて欲しいと思います。
 但し、仕事を行う上ではルールがあります。ルールに関しては上司が教えてくれます。それに対し、仕事の実行方法は自分で考えて欲しいと思います。人から聞いたり、教わったりしたことは忘れがちですが、自分で考え発見したことは忘れません。また、指示待ち人間になってほしくない。事実をしっかりとらえて、自ら考えて行動する人になって欲しいと思います。
 グローバルな視点で物事を考えてください。日本から世界を見るのではなく、世界を俯瞰してみると世界がちょっと変わって見えてきます。これからの海外での研修では、異なる仕事のやり方や、異なる文化を体験して欲しいと思います。人種・宗教・習慣・歴史観・考え方が違っている中で仕事をして、それを受け入れながらコミュニケーションを取って欲しいと思います。
 コンプライアンスについてですが、仕事を進める上で法に触れることはご法度です。法に触れなくても「卑怯なまねをしない」「人に後ろ指を指されるようなことをしない」「家族や大切な人に説明出来ないようなことをしない」ということです。もし、仕事を続けるなかでルールを変えたほうが良くなるようなことがあった場合は、隠れて行わずに、上司に相談して改善に繋がるようにして下さい。
 最後に、皆さんにお願いしたいことは、元気に「挨拶」をすることと、「安全」ということです。ルールを守れば安全になります。これだけは忘れないで戴きたい。
 今日、新たにスタートした社会人生活が、より充実したものになるよう、一緒に頑張って行きましょう。
 簡単ではありますが、これで私の挨拶を終わります。

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