取材メモ ゴムより古い「ファクチス」

2014年03月17日

ゴムタイムス社

 日本ゴム協会配合技術研究部会が開催した「第200回ゴム技術シンポジウム」において、素材や加工技術について熱心な講演が続いた中、ひと際興味を惹くゴム配合剤の名を耳にした。「ファクチス」という加工助剤をご存じだろうか。
 植物油脂に硫黄を添加して製造するファクチス(サブ)は、かつて天然ゴムが貴重品だった頃には安価な代用品として重宝され、合成ゴム出現後は増量剤、軟化剤を経て加工助剤と役割が変遷してきた。
 その歴史は古く、中世ヨーロッパで亜麻仁油と硫黄を反応させて弾性のある樹脂状物質が作られ、防腐作用があるため外科用医薬として使われた記録が残っている。

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