横浜ゴム 韓国クムホタイヤとの技術提携基本契約締結

2014年02月14日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは2月14日、同日の取締役会で、韓国のクムホタイヤとの提携の目的と枠組みを定めた、技術提携基本契約を締結することを決議したと発表した。
 同契約は、昨年11月29日に調印された基本合意書に基づく協議を経て調印されるもので、両社は、環境対応技術などの将来に向けたタイヤ関連技術の研究開発を共同で実施することにより、研究開発資源の共有と効率的な運用を通して、両社の競争力を強化することを目指している。今回調印される基本契約に基づき、今後、技術提携の詳細を規定する「共同研究開発契約書」および「ライセンス及び技術交換契約書」などの各種契約の締結に向けた詳細協議を進める。また、両社が相互に株式を持ち合う形での資本提携についても、今後も継続して協議を進める。
 クムホタイヤは1960年創業。韓国光州市に本社を置く、アシアナ航空などで構成される錦湖(クムホ)アシアナグループの中核企業。2013年度の連結売上高(監査中のため参考)は3兆6990億ウォンで、韓国・中国・ベトナムの3カ国に8つのタイヤ工場を持ち、従業員数は約1万1000人。
 横浜ゴムは1917年創業で、タイヤ、MB、スポーツ(ゴルフ)製品などの製造販売を行っている。2013年度の連結売上高は6016億円で、うちタイヤの売上高は4795億円。世界7カ国に12のタイヤ工場を持ち(建設中を除く)、従業員数は約2万人。

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