クラレノリタケデンタルが歯科用陶材販売 ジルコニアと二ケイ酸リチウムガラスに対応

2026年10月26日

ゴムタイムス社

 クラレノリタケデンタルは10月22日、ジルコニアおよび二ケイ酸リチウムガラス用の歯科用陶材「セラビアン ミライ」を2026年11月24日から販売すると発表した。
 同製品は同社主力のジルコニアだけでなく、前歯部を中心に使用され、高い審美性を求められる二ケイ酸リチウムガラスにも適用可能な歯科用陶材となる。前歯部と臼歯部で異なるフレーム材料を使用する症例においても、同一の陶材で対応でき、高い審美性を、より簡単に、より効率的に実現できる。
 同社は、1987年に発売した金属向けの歯科用陶材「ノリタケ スーパーポーセレン AAA」をはじめ、2005年にジルコニア向けの歯科用陶材「セラビアン ZR」を発売するなど、長年にわたり世界中の歯科医療関係者から信頼される歯科用陶材を提供してきた。
 近年の歯科治療では、患者負担の軽減や治療の効率化へのニーズが高まる中、短時間で優れた審美性を実現できる修復技術への関心が高まっている。そこで同社は、シンプルなプロセスで高い審美性を実現するマイクロレイヤリング技法に対応した歯科用陶材「セラビアン ミライ」を開発した。
 特長は以下3点。
 1点目は、ジルコニアと二ケイ酸リチウムガラスのどちらにも使用可能。熱膨張の最適化と低融化により、ジルコニアだけでなく二ケイ酸リチウムガラスにも適用できる。740℃からの低温焼成が可能なため、二ケイ酸リチウムガラスのフレーム変形にも影響を与えない。これにより前歯部と臼歯部で異なるフレーム材料を組み合わせた症例でも同一陶材で対応することができ、材料管理や技工作業の効率化に貢献する。
 2点目はペーストセラミックスで効率的な製作をサポート。粉状の陶材に加え、手軽に色調調整や表面性状の付与ができる2種類のペーストセラミックスをラインアップした。効率的に審美性を付与できるため、製作工程の簡略化に貢献する。また、大型症例に適した「ノリタケ カタナ ジルコニア」YML厚み26mm・30mmと併用することで、大型症例でも効率的に審美性を付与することが可能となる。
 3点目は薄層でも鮮やかな色調表現を実現。従来品の「セラビアン ZR」よりも鮮やかに発色するように設計しているため、薄層でも思い通りの色調表現が可能となる。
 「セラビアン ミライ」は、管理医療機器の歯科用陶材で、医療機器認証番号は304AFBZX00064000となる。

セラビアンミライ

セラビアンミライ

 

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー