東洋紡エムシーは10月9日、同社が製造販売する三次元網状繊維構造体「ブレスエアー」を、日本モンキーセンター(所在地:愛知県犬山市)で飼育されるオスのシバヤギ「コンブ」(11歳)に提供したことを発表した。
シニア期を迎えたコンブは、前脚の関節炎の悪化により起立・着座が困難となり、食欲も大幅に低下していた。コンブの体への負担軽減を目的として、同センターから同社へ「ブレスエアー」の使用について相談があり、同社は他の動物園でも動物用マットレスとして使用されている厚さ8cmの「ブレスエアー」を提供した。コンブは9月17日より「ブレスエアー」の使用を開始している。
同センターによると、コンブは初めは見慣れないマットレスに戸惑いを見せていたものの、その後はマットレスの上を歩いたり座ったりするようになり、自ら進んで使用している様子が見られるとのことである。また、「ブレスエアー」は軽量で水切り性に優れているため、清掃時の負担軽減にもつながっているとのことである。
「ブレスエアー」はこれまで、エゾヒグマといった大型動物から、アムールトラ、そして今回のシバヤギまで、さまざまな動物に使用されてきた。同社は、「ブレスエアー」が人だけでなく動物のQOL(生活の質)向上にも貢献していることを意義深く受け止めている。今後も、高機能素材の開発を通じて、人と動物のより快適で豊かな生活の実現に貢献していくとしている。
「ブレスエアー」は、弾性を有するエラストマー繊維が多数のループを描きながら三次元方向につながった構造体。軽量かつ優れた体圧分散性、通気性、耐久性などの特長を有し、寝具をはじめ、新幹線の座席シートや動物用マットレスなど、幅広い用途に使用されている。


