ブリヂストンは6月8日、経済産業省と東京証券取引所及び情報処理推進機構が主催する「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)」に7年連続で選定され、「DXグランプリ2026」に初めて選定されたと発表した。6月5日には選定企業発表会が執り行われた。
「DXグランプリ」は、DX銘柄に選定された企業の中から、デジタル時代を先導する企業として、特に優れたDXの取り組みを行った企業を選定するものとなる。
同社は、2024年2月に発表した中期事業計画(2024~2026)の中で、DXをビジネスモデル変革と新たな価値創造の基盤として経営ビジョンの中核に据え、「より大きなデータで、より早く、より容易に、より正確に」をコンセプトに同社流DXに取り組んでいる。今回の「DXグランプリ2026」選定にあたっては、主に同社が継続的に、またグローバルで3つの取り組みを進化させてきたことが高く評価された。
リアルとデジタルの融合による社会価値・顧客価値の創造では、同社の現場密着型のサービスで得た市場・顧客データや経験則に基づく実験・実証で培ってきた技術・開発データといったリアルに、AIやシミュレーションなどのデジタルを融合して構築した独自のシミュレーションやアルゴリズムを活用してイノベーションを加速させている。
組織・管理体制と人財育成の仕組みでは、DXを牽引する組織として、社内DXコンサル機能とシステム開発体制を整備している。また、デジタル人財育成プログラムを開発・運用しており、2024年末時点で1750人まで拡充したグローバルデジタル人財を、2026年末には2000人レベルにまで引き上げることを計画している。
既存ビジネスの深化と新規ビジネスモデルの創出では、コア事業であるタイヤ事業において、エンジニアリングチェーンとサプライチェーン全体でDXを推進・融合させることで、魅力的な商品の開発とビジネスコストダウンを同時に実現した。さらに新規ビジネスモデルとして、鉱山・航空ソリューションなど、生産財系BtoB事業においてタイヤを「創って売る」段階から顧客が「使う」段階で価値を増幅するソリューションへの転換を進めている。例えば、航空ソリューションでは、高い商品力を基盤に、複数回のリトレッドやタイヤ摩耗・耐久予測を組み合わせることで、タイヤ一本あたりの価値を最大化し、航空会社オペレーションの生産性・経済価値の最大化を図るとともに、資源生産性などサステナビリティにも貢献するソリューションを展開している。
同社流DXを通じて、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」で掲げる8つの価値を、従業員、社会、パートナー、ユーザーと共に創出し、持続可能な社会を支えることにコミットしていく。
2026年06月10日



