機能品は原材料費上昇響き減益 フコクの26年3月期

2026年05月19日

ゴムタイムス社

 フコクの26年3月期連結決算は、売上高が900億2500万円で前期比0・4%増、営業利益は38億600万円で同19・4%減、経常利益は38億6400万円で同15・4%減、当期純利益は11億4400万円で同61・0%減となった。

 セグメント別では、機能品事業の売上高は426億8900万円で同3・7%増、セグメント利益は46億4000万円で同7・2%減。同社が拡販に注力している放熱ギャップフィラー及び中国ローカルワイパーメーカー向け受注等が堅調に推移したことから増収となった。セグメント利益は、売上高の増加に加え、生産性の向上や合理化、売価反映等の取り組みを進めたものの、原材料費や労務費等の上昇分を吸収出来ず減益となった。

 防振事業の売上高は378億5700万円で同0・8%減、セグメント利益は26億9400万円で同6・0%減となった。国内外含めた受注が総じて伸び悩んだことから減収、セグメント利益は、売上高が伸び悩む中で、生産性の向上や合理化、売価反映等の取り組みを進めたものの、金具鋼材費や労務費等の上昇分を吸収出来なかったことに加え、不正行為に係る一過性の売上原価の戻しの反動があった。

金属加工事業の売上高は39億6100万円で同25・8%減、セグメント損失は2億100万円(前年同期は8000万円の利益)となった。採算性向上に向けた事業の選択と集中を進めた。非採算部品撤退による採算性向上を進めているものの、原材料費や労務費の比率上昇分を吸収出来なかった。

 ホース事業の売上高は52億8000万円と同10・4%増、セグメント利益は4億200万円で同104・6%増となった。商用車向けの受注が堅調に推移した。売上高の増加に加え、原材料費や労務費等の上昇を自動化による生産性の向上や合理化、売価反映等により吸収した。
 27年3月期連結業績予想は売上高850億円で同5・6%減、営業利益33億円で同13・3%減、経常利益33億円で同14・6%減、当期純利益23億円で同100・9%増を見込む。

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