横浜ゴムがインドとメキシコに新工場建設 超大型OTRタイヤの生産能力増強

2026年05月19日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは5月15日、鉱山・建設用車両向けタイヤを生産する新工場をインドとメキシコに建設すると発表した。両工場の建設は2025年2月に完了したThe Goodyear Tire & Rubber CompanyのOTR事業の買収に伴うもので、同買収で取得したGoodyear社のOTR生産を新工場に移管する。同時に新たな生産設備を導入し、超大型OTRタイヤの生産能力を増強する。
 インド新工場は同国オディシャ州に建設する。年間の生産能力は9150t(ゴム量)で、設備投資額は1億3000万米ドル。2026年第3四半期に着工し、2028年第3四半期からの生産開始を予定しており、現在、Goodyear社の欧米などの工場に生産を委託しているOTRの生産の一部を移管する。
 また、メキシコに建設中の乗用車用タイヤ向け新工場の敷地内に同工場の第2期拡張としてオフハイウェイタイヤ(OHT)工場を建設する。同工場にもGoodyear社の工場に生産を委託しているOTRの生産の一部を移管する計画となる。年間の生産能力は1万650t(ゴム量)で、設備投資額は1億1500万米ドル。2026年第3四半期に着工し、2028年第2四半期からの生産開始を予定している。
 これら2工場の新設とともに、2025年5月に取得したルーマニアのOTR工場および日本・チェコ共和国・インドなどの既存生産拠点でも、Goodyear社の工場からのOTRの生産移管を順次進めている。
 こうした一連のOTR生産体制整備により、2024年度~2026年度までの中期経営計画「YX2026」で掲げた「Hockey Stick Growth」(「うなぎ昇り」の成長)を果たすための戦略投資の一環として実施したGoodyear社のOTR事業の買収におけるシナジー効果を最大限高めていく。
 同社はOTRを含め、OHTの全てのカテゴリーにおいて強力な商品ラインアップと生産・供給能力を持つことで、OHT事業の更なる市場地位と競争力の強化を図り、企業価値を高めていく。

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